●Write an essay on the given TOPIC.
●Use TWO of the POINTS below to support your answer.
●Structure: introduction, main body, and conclusion
●Suggested length: 120-150 words
TOPIC
Should society move toward a completely cashless payment system?
POINTS
●Crime
●Privacy
●Small businesses
●Technology

この問題の最大の特徴は「completely(完全に)」という言葉にあります。部分的なキャッシュレス化推進ではなく、現金を完全に廃止するという極端な提案であるため、賛成論を書くには「なぜ現金をゼロにする必要があるのか」という強い根拠が求められます。一方、反対論は「完全移行には無理がある」という現実的な問題点を指摘しやすい構造です。

この問題の特徴

4つのPOINTSは一見すると中立的ですが、実は賛成・反対どちらの立場で使うかによって「書きやすさ」が大きく異なります。このアンバランスさを理解した上で、自分の立場に合った2つを選ぶことが成功の鍵です。

各POINTの具体的な使い方

Crime(犯罪)を使う場合

賛成論として: 比較的書きやすい角度です。「現金を標的にした犯罪が根絶される」という明確なメリットを示せます。具体例として、銀行強盗・路上強盗の減少、偽札問題の解消、マネーロンダリングの困難化などが挙げられます。ただし、150語という制限の中で十分な説得力を持たせるには、具体的な説明が必要です。 反対論として: サイバー犯罪への脆弱性を指摘できます。「現金犯罪は減っても、ハッキングや個人情報の大規模流出など、より深刻な犯罪リスクが生まれる」という論理展開が可能です。デジタル化により被害規模が拡大する点を強調すると効果的です。

Privacy(プライバシー)を使う場合

賛成論として: これは最も使いにくいPOINTです。強いて言えば「匿名の現金取引が減り、違法な取引を追跡できる」という角度ですが、これはCrimeと内容が重複します。賛成の立場なら他のPOINTを選ぶべきでしょう。 反対論として: 最強のPOINTです。「全ての支出が記録・追跡可能になる」という懸念は誰もが理解しやすく、説得力があります。政府や企業による監視、購買履歴の悪用、思想信条の推測など、多角的に論じられます。「何を買ったか」という個人の自由が侵害される点は強力な論拠になります。

Small businesses(小規模事業者)を使う場合

賛成論として: 使いにくいPOINTです。「現金管理の手間が省ける」「釣り銭ミスがなくなる」程度しか思いつかず、「完全移行を正当化する理由」としては弱すぎます。 反対論として: 非常に書きやすい角度です。カードリーダーやシステム導入の初期費用、毎回の決済手数料負担、高齢の店主にとっての技術的ハードル、地方の小店舗への影響など、経済的・社会的な問題を多面的に示せます。「大企業は対応できても、街の八百屋や個人商店は廃業に追い込まれる」という具体的イメージを描けます。

Technology(技術)を使う場合

賛成論として: Crime と並んで書きやすいPOINTです。スマートフォン決済の利便性、会計処理の効率化、現金輸送コストの削減など、技術進歩がもたらすメリットを具体的に述べられます。「財布を持ち歩く必要がない」「レジ待ち時間が短縮される」といった日常的な利点も効果的です。 反対論として: デジタル格差の問題を指摘できます。高齢者、障がい者、低所得層、農村部居住者など、技術にアクセスできない・使いこなせない人々が社会から排除される危険性を論じられます。また、災害時の停電やシステム障害で決済不能になるリスクも重要な論点です。

推奨される組み合わせ

賛成の立場なら

Crime + Technology が最適です。

  • Crime: 安全性の向上(現金犯罪の根絶)
  • Technology: 利便性と効率性の向上

この組み合わせは「安全」と「便利」という異なる価値を提示し、内容の重複を避けられます。ただし、「完全移行」の必要性を示すには、これらのメリットが「部分的導入では不十分である理由」も暗に示す必要があります。

反対の立場なら

Privacy + Small businesses が最強の組み合わせです。

  • Privacy: 個人の自由への脅威
  • Small businesses: 経済的・社会的弱者への負担

人権的側面と経済的側面の両方から「完全移行は問題が多い」と論じられ、バランスの取れた反対論になります。 Technology + Small businesses も効果的です。

  • Technology: デジタル格差・技術的排除
  • Small businesses: 経済的負担

「弱者が取り残される」という共通したテーマで一貫性を持たせられます。

避けるべき組み合わせ

Privacy + Crime は、どちらも「データの記録・追跡」という要素が絡むため、論点が重複しやすく、150語以内で明確に区別するのが困難です。特に賛成論でこの組み合わせを使うと、両方とも弱い論拠になりがちです。

このトピック特有の注意点

  1. 「completely(完全に)」に注目する 部分的なキャッシュレス化なら賛成しやすくても、現金を完全廃止することの是非を問われています。賛成するなら「現金をゼロにすべき強い理由」を、反対するなら「完全移行は無理がある現実的理由」を示す必要があります。
  2. 社会全体への影響を考える 「should society move toward」という表現から、個人レベルの便利さだけでなく、社会的弱者、地域経済、緊急時の対応など、社会システム全体の視点が求められます。
  3. 反対論がやや有利な構造 「完全移行」という極端な提案に対しては、現実的な問題点を指摘する反対論の方が具体例を挙げやすく、説得力を持たせやすい傾向があります。賛成論を選ぶ場合は、その覚悟を持って臨んでください。
  4. 具体性が説得力を生む 抽象的な主張だけでなく、「高齢の商店主」「停電時の混乱」「購買履歴の監視」など、読み手がイメージできる具体例を含めると、限られた語数でも説得力が増します。

※入力された英文は、個人を特定できない形で書籍や教材に活用させていただく場合があります。詳細は利用規約をご確認ください。