●Use TWO of the POINTS below to support your answer.
●Structure: introduction, main body, and conclusion
●Suggested length: 120-150 words
TOPIC
Should countries stop using nuclear power generation?
POINTS
●Climate change
●Energy costs
●Risk management
●Stable supply
この問題の最大の特徴は「stop using(使用を停止する)」という表現です。これは「新規建設を控える」ではなく、「既存の原発を廃止する」という積極的な行動を問うています。そのため、賛成論(停止すべき)では「稼働中の原発を止めてまで得られる利益」を、反対論(停止すべきでない)では「停止することで失われるもの」を明確に示す必要があります。また、福島原発事故以降、このテーマは特に日本人受験者にとって身近な問題となっており、感情的にならず客観的に論じる姿勢が重要です。
この問題の特徴
4つのPOINTSは、安全性(Risk management)、環境(Climate change)、経済性(Energy costs)、実用性(Stable supply)という異なる評価軸を提供しています。興味深いのは、Climate change、Energy costs、Stable supplyの3つが原子力発電の「メリット」を想起させやすいPOINTである一方、Risk managementは「デメリット」を論じやすいという構造になっている点です。このため、賛成論(停止すべき)を選ぶ場合、使えるPOINTの選択肢がやや限定されます。
各POINTの具体的な使い方
Climate change(気候変動)を使う場合
賛成論として: 非常に使いにくいPOINTです。原子力発電は二酸化炭素をほとんど排出しないため、停止すれば化石燃料への依存が高まり、気候変動対策に逆行します。強いて使うなら「再生可能エネルギーへの移行を加速させるべき」という角度ですが、説得力は弱く、他のPOINTを選ぶべきでしょう。
反対論として: 最も書きやすい角度の一つです。「原発は発電時に温室効果ガスを排出しない」「石炭火力などと比べて気候変動対策に有効」「パリ協定の目標達成には低炭素電源が必要」など、環境保護の観点から原発継続の必要性を明確に論じられます。気候変動が喫緊の課題である現代において、説得力のある論拠です。
Energy costs(エネルギーコスト)を使う場合
賛成論として: やや難しい角度です。「原発は建設・廃炉・廃棄物処理のコストが膨大」「事故時の賠償費用を含めると割高」という論点はありますが、再生可能エネルギーのコストも完全に明確ではないため、慎重な論理展開が必要です。
反対論として: 書きやすいです。「一度建設すれば、大量の電力を安定的に低コストで供給できる」「燃料費が比較的安価」「発電コストの予測可能性が高い」など、経済的合理性を示せます。ただし、Climate changeやStable supplyと論点が重複しやすいため、組み合わせには注意が必要です。
Risk management(リスク管理)を使う場合
賛成論として: 圧倒的に書きやすいPOINTです。チェルノブイリ、福島などの事故例、放射能汚染の深刻さ、核廃棄物の処理問題(数万年の管理が必要)、テロ攻撃や自然災害のリスクなど、複数の具体的な懸念を提示できます。「一度事故が起これば取り返しのつかない被害」という論点は非常に説得力があります。
反対論として: 使いにくいです。「安全技術が向上している」「厳格な規制がある」と主張できますが、過去の事故の存在がある以上、説得力を持たせるのは困難です。
Stable supply(安定供給)を使う場合
賛成論として: やや使いにくいです。「太陽光や風力などの再生可能エネルギーで代替できる」と主張できますが、現時点では技術的・経済的に完全代替は難しいため、説得力に欠けます。
反対論として: 非常に書きやすい角度です。「天候に左右されず24時間365日安定して発電できる」「太陽光や風力のような出力変動がない」「産業活動に不可欠な安定電力を供給できる」「エネルギー安全保障の観点から重要」など、実用的なメリットを多角的に論じられます。
推奨される組み合わせ
賛成の立場なら(停止すべき)
Risk management + Energy costs が現実的です。
- Risk management: 安全性への懸念
- Energy costs: 総合的コストの高さ
ただし、Energy costsの論拠がやや弱いため、Risk managementを徹底的に掘り下げ、もう一つのPOINTは補助的に使う戦略が有効です。
実際には、賛成論で説得力のある組み合わせを作るのは難易度が高いです。Risk managementが事実上必須となり、もう一つを何にするかで苦労することになります。
反対の立場なら(停止すべきでない)
Climate change + Stable supply が最強の組み合わせです。
- Climate change: 環境保護の観点
- Stable supply: エネルギー安全保障
この2つは異なる角度(環境と実用性)から原発継続の必要性を示し、現代社会が直面する2つの重要課題に対応できます。特に気候変動対策が急務である現在、説得力があります。
Climate change + Energy costs も効果的です。
- Climate change: 低炭素電源の必要性
- Energy costs: 経済的合理性
ただし、両方とも「効率性」という点で共通するため、一方を環境面、もう一方を経済面と明確に分けて論じる必要があります。
Stable supply + Energy costs も可能ですが、両方とも実利的な観点なので、やや単調な印象になる可能性があります。
避けるべき組み合わせ
Climate change + Energy costs + Stable supply のうち3つを2つ選ぶ場合、論点が「原発の効率性・有用性」という点で重複しやすくなります。明確に区別できるよう、一方を環境、もう一方を経済または安全保障というように焦点を絞りましょう。
賛成論で Climate change を使うのは避けるべきです。原発は低炭素電源であるという事実に反論するのは極めて困難です。
このトピック特有の注意点
- 「stop using(使用停止)」の意味を正確に捉える
これは「新設しない」ではなく「既存の原発を廃止する」という積極的な行動です。そのため、停止することで得られる利益または失われる損失を明確に示す必要があります。単に「原発は危険」だけでなく、「だから稼働中のものを止めるべき」という論理が求められます。 - 「countries(複数の国々)」という表現に注意
特定の国(日本など)ではなく、世界各国に共通する一般的な議論として展開する必要があります。ただし、具体例として特定の国や事故に言及することは有効です。 - 反対論(停止すべきでない)がやや有利な構造
4つのPOINTSのうち3つ(Climate change、Energy costs、Stable supply)が原発のメリットを論じやすい内容であり、賛成論で使いやすいのはRisk managementだけです。このアンバランスさを認識した上で、自分の得意な立場を選びましょう。 - 客観的に論じる
原子力発電は強い感情を呼ぶテーマですが、試験では冷静で論理的な議論が求められます。「絶対に危険」「完全に安全」といった極端な主張は避け、バランスの取れた視点を示しましょう。 - 代替案の有無を意識する
賛成論(停止すべき)を選ぶ場合、「では電力をどう確保するのか」という疑問に間接的にでも答える必要があります。再生可能エネルギーへの言及などがあると説得力が増します。逆に反対論では、「他に選択肢がない」という論理も有効です。 - 具体例で説得力を高める
「福島第一原発事故の影響」「ドイツの脱原発政策」「フランスの原発依存」など、実際の事例に触れると、抽象的な議論に具体性が加わります。ただし、固有名詞の使用は最小限に抑え、あくまで一般的な議論の補強として用いましょう。 - 時間軸を明確にする
「即座に全廃すべき」なのか「段階的に削減すべき」なのかで議論は変わりますが、試験では「stop using」という表現から、比較的明確な停止を想定していると考えられます。
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